■ アシスタント仕事内容 (作家さんにより多少異なります。)

 枠線引き  コマを区切る線をロットリングで引く。   ロットリングは垂直に立て、ゆっくり均一速度で引くのがポイント。
 消しゴムかけ   ペン入れの後、下描きの鉛筆線を消す。  何十枚も続くと結構体力勝負。
 ベタ  指定箇所を黒く塗る。髪の艶ベタも含む。  墨、筆ペンの他、乾燥して濃くなったインクも使用して無駄の無いように。
 背景  場面説明や人物等の後ろ(あるいは前)の背景を描く。  1点・2点・3点透視の習得と、日々の観察の積み重ねにより自由自在(希望)。
 トーン  スクリーントーンを貼ったり、貼った後削ったり。  最近は1枚のトーンでも縦と横の向きを変えて重ねるとモアレが出てしまう
 ことがある…粗悪…。時々ロットにより濃さが違うのも困りもの。
 仕上げ  はみ出した線やトーンや汚れを消したり削ったり、
 繋がってない線を足したり…etc
 私はこの地味な作業が一番好きかも…
 御飯をつくる  俗に言うメシスタント。  御飯時に手が空いている人が作ったり、担当が決まっていたり、色々。
 多人数の職場では人により食べられないものが色々あったり、各人の腹具合
 により献立を(しかも早く出来るもので)考えるのはなかなか難易度高し。


■ 道具紹介 (あくまでも私の現在の愛用品です。人によりかなり異なります。)

 鉛筆  0.3ミリ B、0.5ミリ HB、
 0.7ミリ PILOT「COLOR・ENO(Soft Blue)」 
 0.3ミリは背景等細かいところ用。
 0.7ミリ青芯はラフを描いたりトーン指定をしたり。
 消しゴム  PLUS(株)「AIR-IN」、「OMNI」
 三菱「SUPER ERASER UNI(紙巻き・ペンタイプ)」
 できるだけ軽くかけられるものが好き。
 ペン先  ニッコー スクールペン、ゼブラ 丸ペン、ゼブラ Gペン  なにしろ入手しやすいので。
 丸ペン軸には鉛筆用クッションを装着。
 インク  KAIMEI ドローイングゾルK  濃くなったら水で薄めることが出来るので経済的かと…
 ホワイト  Luma 「BLEED PROOF WHITE」   ルマはホワイトの上にもインクが乗りやすい。
 筆は中国産の200円のイタチ毛を使用(中華街で購入)。
 ロットリング   rotring isograph 0.8ミリ、0.7ミリ  インク詰め替え式
 筆ペン  ぺんてる<中字><極細>顔料インク  <つみ穂>や<細字>も良いんだけど、なかなか顔料インク用
 のが 無いので。
 マジック類  STAEDTLER「pigment Liner 0.05〜0.8」、
 三菱uniPOSCA各種
 消しゴムをかけた時に薄くなりづらいかが重要。
 定規類  UCHIDA36cm・50cm、VANCO15cm、UCHIDA三角定規30cm型、
 HOPE15cm金尺、UCHIDA 丸・楕円・渦巻き・曲線・雲型
 100均のは結構サイズや角度が違ってるから要注意。
 カッター  OLFA 45度、30度  どちらも折って使うタイプを使用(元版下作業していたから
 慣れているので&経済的だから)。30度はボカシ削り用。
 トーン押え  Letrasetトーン押え、MAXON「COMIC-STiCK」  レトラの平たいのじゃない方…今だに名前覚えられん…
 テープ  18ミリ・30ミリ紙テープ、メンディングテープ  30ミリは主にトーンの削りカス取りに使用。
 ホームセンターの塗料売り場が安い。
 古くなると原稿用紙に粘着物が残るようになるので要注意。
 クリーナー  National卓上クリーナー、ラバークリーナー  机上の綺麗さは、仕上がり原稿の綺麗さに比例すると思う。
 消しゴムカスはサシで引きずったりして原稿よごれの原因に
 なり易いので、こまめに掃除する。
 あて布  ハンカチ  インクを引きずったり、手の脂が紙に着くのを防止するため。
     
 薬  キューピーコーワi、チョコラBB、各種サプリメント、
 疲れ目用目薬、滋養強壮ドリンク剤、カフェイン錠 
 常時飲んでは効かなくなるので、必要時のみと心掛ける。


背景例 (多くは印刷物から転用していますので、少々線が太っています)

建物
小物